2022年6月13日月曜日

海外競馬:シャフリヤール(C.デムーロ)が英国初参戦も圧勝舞台

 伝統ある王室ご用達の名門アスコット競馬場に、日本のダービー馬が、G1戦に初参戦で有力視されているが、素晴らしいスタンドなのですが、特徴ある馬場形状(三角形のおにぎり形で2か所の120度も右旋回は初体験)の克服と可なりの坂路スタミナ戦が鍵で、急角度のコーナーリングの器用さが、勝負の分かれ目になる。海外競馬精通の合田氏は、シャフリヤールのスピードに自信の◎推挙した。

 前走UAEドバイシーマCに勝利した日本が誇る2021年ダービー馬「シャフリヤール(藤原厩舎)」が、フランスで活躍中のM.デムーロ騎手の実弟「C.デムーロ騎手」に、ドバイに引き続き、騎乗依頼し英国G1に参戦、目下5連勝中の英国新鋭「ベイブリッジ(牡4歳)」が、当面のライバルになるが、G1戦に参戦も勝利もない相手では、我がダービー馬との対決などは、相手に大いに不足ありで不満になる。そして回避馬が3頭もあり、結局は「5頭」となって、全馬完走なら美味しい賞金が全陣営に給付に、ありつける幸運は嬉しいが、ファンには寂しい限り、折角の海外競馬の馬券発売も、馬券の妙味が薄れ興味半減は残念です。

 今度の斤量が、牡馬の古馬は「58Kg」で、シャフリは初めて背負う重量、条件は皆同じですが、ライバル視される英国のベイブリッジは、前走G3戦で「58Kg」を経験済、結果は2番手に「5馬身」も突き放す快勝の実力馬なのです。
 またアスコットの1990mコースレコードは「2:01.9」で、ベイブリッジが、前走サンダウン馬場で走破タイムが「2:08.1」は、5/26の良馬場でも、可なり遅めスローなタイムに思え、馬場が荒れているか、芝丈が長く伸びているか、2か所のコーナーを抑えて走る精なのか、長い坂(全高低差22m、直線GOAL前1600~150mまで高低差20mも)があるようで(最後の直線は500m)、5頭立て4番手から差し切り勝利を挙げた一戦でした。更に2走前、ニューマーケット馬場で2000mのHペースで「2:03.2」も、2番手から抜け出し勝利は、我が東京馬場から見て「遅め」に思えるのは、長い坂路の精で、欧州屈指のタフなコースで有名、見た目には、そんな感じしないが、洋芝スタミナ勝負戦、最後は皆脚が止まってバテバテ状態とか、ニューマーケットの調教コース(広大な自然の坂路)を熟せない馬(日本有力馬が惨敗続くのは)には無理なのか?藤沢和雄氏は「速い馬場でスピード勝負」と語ってくれたが・・。

 今期調教師70歳定年退職し、新たに(岡部幸雄元騎手と同じ)JRAアドバイザーに就任した藤沢和雄氏は「この時期はアスコットは、乾燥して速い馬場、幾分走り易くスピードがある日本馬に良いはず、頑張ってくれるといいね」と、野平祐厩舎に所属する前、若いころ英国で5年ほど修業した経験から、チャンスあると、日本馬にエールを送ってくれた。

英国ロイヤル.アススコット競馬場 第3RプリンスオブウェールズS発走日本時間6152340
(G1:4歳以上OP、芝1990m、1着賞金54万ポンド(約9400万円))展望
馬番)期待度(Rt)馬名、所属国(性、歳、騎手名、調教師、前走)全戦績
1)〇(122ベイブリッジ英(牡4ムーア、スタウト、英G3-1着)75連勝:G1-0勝
2)▲(118)ロードノース英(せ6デットーリ、ゴステン、英G1-4着)168勝:G1-3勝
3120シャフリヤール日(牡4Cデムーロ、藤原UAEG1-1着)74勝:G1-2勝
4119)ステートオブレスト愛(牡4クロース、オブライエン、愛G1-3着)114勝:G1-3勝
5)*(116)グランドグローリー仏(牝6バルサローナ、ピエトリーニ、仏G2-1着)208勝:G1-1勝
回避118)アデイブ英(せん8マーカンド、ハガス、英G3-3着)2512
回避121)ドバイオナー英(せん4ドイル、ハガスUAEG1-10着)114
回避117)ブルーム愛(牡6騎手未定、オブライエン、愛G1-5着)237
(出走5頭):3連単:31.2-1.2.4=4

(前走3/26UAEメイダン:G1ドバイシーマC:1着内シャフリヤール56.5Kg)

*藤原調教師コメント:
追い切りを経て、馬がどう変わったのか、レースに向けて動きの確認を行いました。いい状態で来ています。と仕上がりに不安はないようだ。
*調教した藤原助手コメント:
坂路コースを元気よく走らせて、追い切り後も問題なく調整で来ています。

(参考データ)日本馬のアスコット競馬挑戦の戦歴
   2000年*アグネスワールド(牡5歳、武豊JK、森秀厩舎)芝直1000mG2-2着
 2000年*ドージマムテキ (牡6歳、武幸JK、森秀厩舎)芝直1000mG2-22着
 2000年*アグネスワールド(牡5歳、武豊JK、森秀厩舎)芝1200mG1-1着
 2004年*イングランディーレ(牡6歳、横山典JK、清水美厩舎)芝3990mG1-9着
 2005年*キーランドスワン(スポリッチJK、森秀厩舎)芝1200mG1-10着
 2011年*グランポリボス(M.デムーロJK、矢作厩舎)芝1590mG1-8着
2015年*スピルバーグ(牡6歳、C.スミヨンJK、藤沢和厩舎)芝1990mG1-6着
2015年*スーパームーン(C.デムーロJK、藤沢和厩舎)芝1990mG1-10着
2016年*エイシンヒカリ(牡5歳、武豊JK、坂口則厩舎)芝1990mG1-6着
 2016年*エイシンエルヴィン(C.デムーロJK、中尾秀厩舎)芝1600mG1-10着
2019年*ディアドラ(牡5歳、武豊JK、橋田満厩舎)芝1990mG1-6着

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