現地2月26日(土曜)にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場(下掲載写真:素晴らしいコースも、スタンド規模は小規模、競馬は王族文化だけか?市民普及度ない?)で行われたサウジカップデーは、次の通り日本馬とC.ルメール騎手が大躍動し、驚異の3連勝を含み「4勝の爆走」、サウジアラビア勢はタジタジ状態も、メーン「サウジC」で快勝、やっと息を吹き返し「一太刀」の一撃、お祭り騒ぎに発展した。
第1R ネオムTC(G3:3歳以上OP、芝2,100m、出走14頭):日本出走馬1頭
1着(2)オーソリティ(牡5歳, C.ルメール騎手, 美浦・木村哲也厩舎)1番人気=タイム2:06.72
内枠から好スタートを決め、終始先頭で競馬、残り直線でも後続馬に並ばれることもなく、後続馬に「1馬身1/4」突き放して、嬉しい先頭でGOAL、断然一番人気に見事に応えての勝利、前走は、コントレイル勝利のジャパンCに2着からのリベンジ走で、海外初挑戦で「逃げ切り」の初勝利、通算重賞2勝目になる。現地のスタッフは、初戦から殊勲、幸先よしの歓喜、大盛り上がりでした。
第2R 1351ターフスプリント(G3:3歳以上OP、芝1,351m、出走14頭)日本出走馬3頭
1着(14)ソングライン(牝4歳C.ルメール騎手、美浦・林徹厩舎)2番人気
4着(6)ラウダシオン(牡5歳C.デムーロ騎手、栗東・斉藤崇史厩舎)10番人気
着外(3)エントシャイデン(牡7歳坂井瑠星騎手、栗東・矢作芳人厩舎)11番人気
第3R レッドシーターフHC(G3:3歳以上OP、芝3,000m、出走14頭)日本出走馬1頭
1着(8)ステイフーリッシュ(牡7歳C.ルメール騎手、栗東.矢作芳厩舎)2人気タイム3:06.08
外枠から一気にスタートを決めて、3000m長丁場のハナを奪って果敢に逃げて、馬場2周も最後の直線残り300mで、大きく突き放し独走状態、結局「4馬身」近くも突き放す一方的な走りを見せつけて、鮮やか過ぎる圧勝劇には、世界のフォースマン達は仰天、馬は4年振り(神戸新聞杯勝利以来)の美酒、そしてC.ルメール騎手は、ここでもで真価発揮、驚異の3連勝を難なく飾っては、日本馬が、偉大な産油国サウジアラビアをハイジャック同然の戦績、日本馬の立て続けて快進撃、スタンドファンはもう「ジャパンデー」化なったようで仰天とドヨメキ、そして盛大な温かい拍手喝采に変わった。
そして次の第6R「サウジダービー」は、日本馬が2連覇を果たしているゲンの良いレースで、ここでも一発と、力が入るレースに2騎が挑戦するが如何に?
第6R サウジダービー(G3:3歳OP、ダート1,600m、出走14頭)日本出走馬2頭
1着(9)ファインハースト(牡3歳)アメリカ産 1番人気=タイム1:38.12
2着(10)セキフウ(牡3歳C.デムーロ騎手、栗東・武幸四郎厩舎) 7番人気
3着(5)コンシリエーレ(牡3歳 C.ルメール騎手、美浦・稲垣幸雄厩舎)5番人気
第7R リヤドダートスプリント(G3:ダート1,200m、出走13頭)日本出走馬3頭
1着(3)ダンシングプリンス(牡6歳C.ルメール騎手、美浦・宮田敬介厩舎)2人気=タイム1:10.26
2着(6)グッドエフォード
3着(12)チェーンオブラブ(牝5歳坂井瑠星騎手、美浦・小笠倫弘厩舎) 6人気
4着(2)コパノキッキング(せん7歳D.イーカン騎手、栗東・村山明厩舎) 1人気
昨年の覇者コパノキッキングは、スタートでやや遅れ気味から、砂を被る苦しい位置取り、直線で内ラチから、いっとき3番手に抜けだすも、中々足を延ばせず、外にコース替えも遅れ気味で、後方からチェーンオブラブ(坂井)に、外から追い上げられ「クビ差」競り負けしてしては残念、連覇できずも日本馬は、1・3・4着を確保でした。
第8R サウジカップ(G1:3歳以上OP、芝1,800m、1着1000万$、出走14頭)日本出走馬2頭
1着(4)エンブレムロード(牡4歳Wラモス騎手、アルムロワ厩舎、サウジ)=タイム1:50.52
2着(3)カントリーグラマー(牡5歳Fブラ騎手、Bバッファート厩舎、USA産駒)
3着(8)ミッドナイトバーボン(牡4歳Jロザリオ騎手、Sアスムッセン厩舎、USA産駒)
6着(14)マルシュロレーヌ(牝6歳C.スミヨン騎手、栗東・矢作芳人厩舎)
8着(13)テーオーケインズ(牡5歳松山弘平騎手、栗東・高柳大輔厩舎)
肝心の日本馬の戦績は、積極先団で競馬するも、中盤に馬群の中に押し込まれ砂を被る位置取りで、中々前、外に抜け出せずで無念の6・8番手で入線、一番の大きい賞金レース(総額23億円、1着11億5000万円)で戦果を挙げられず残念、ラストランになるマルシュロレーヌは、錦を飾れず残念、外枠が前半戦での位置取りに、可なり響いたようで無念「内枠なら結果は違った」と矢作師が憮然、消化不良状態のフィニッシでした。