2022年2月26日土曜日

海外競馬速報▽2022サウジカップデー:遠征馬が驚異の4勝!

 現地226日(土曜)にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場(下掲載写真:素晴らしいコースも、スタンド規模は小規模、競馬は王族文化だけか?市民普及度ない?)で行われたサウジカップデーは、次の通り日本馬とC.ルメール騎手が大躍動し、驚異の3連勝を含み「4勝の爆走」、サウジアラビア勢はタジタジ状態も、メーン「サウジC」で快勝、やっと息を吹き返し「一太刀」の一撃、お祭り騒ぎに発展した。

 
1R ネオムTC(G33歳以上OP、芝2,100m、出走14頭):日本出走馬1
1(2)オーソリティ(牡5, C.ルメール騎手, 美浦・木村哲也厩舎)1番人気=タイム206.72
 内枠から好スタートを決め、終始先頭で競馬、残り直線でも後続馬に並ばれることもなく、後続馬に「1
馬身1/4」突き放して、嬉しい先頭でGOAL、断然一番人気に見事に応えての勝利、前走は、コントレイル勝利のジャパンCに2着からのリベンジ走で、海外初挑戦で「逃げ切り」の初勝利、通算重賞2勝目になる。現地のスタッフは、初戦から殊勲、幸先よしの歓喜、大盛り上がりでした。 

2R 1351ターフスプリント(G33歳以上OP、芝1,351m、出走14頭)日本出走馬3
1(14)ソングライン(牝4C.ルメール騎手、美浦・林徹厩舎)2番人気 
4(6)ラウダシオン(牡5C.デムーロ騎手、栗東・斉藤崇史厩舎)10番人気
着外(3)エントシャイデン(牡7歳坂井瑠星騎手、栗東・矢作芳人厩舎)11番人気 

 日本馬2連勝! 後方内待機から直線外に出し、一気に追い上げたソングライン(C.ルメール)が、GOAL手前残り100m付近で先頭を奪い、外から追い上げる馬に、際どくも「クビ差」競り勝ってGOAL、C.ルメール騎手は、本日驚異の2連勝、流石世界のC.ルメール騎手の手腕健在、現地入りのスタッフは、ヤッター!と歓喜の万歳になった。
 更に少し離されたラウダシオン(C.デムーロ騎手)は、4着に好戦、日本馬恐るべしのアピール十分でした。
 
3R レッドシーターフHC(G33歳以上OP、芝3,000m、出走14日本出走馬1
1(8)ステイフーリッシュ(牡7C.ルメール騎手、栗東.矢作芳厩舎)2人気タイム306.08

 外枠から一気にスタートを決めて、3000m長丁場のハナを奪って果敢に逃げて、馬場2周も最後の直線残り300mで、大きく突き放し独走状態、結局「4馬身」近くも突き放す一方的な走りを見せつけて、鮮やか過ぎる圧勝劇には、世界のフォースマン達は仰天、馬は4年振り(神戸新聞杯勝利以来)の美酒、そしてC.ルメール騎手は、ここでもで真価発揮、驚異の3連勝を難なく飾っては、日本馬が、偉大な産油国サウジアラビアをハイジャック同然の戦績、日本馬の立て続けて快進撃、スタンドファンはもう「ジャパンデー」化なったようで仰天とドヨメキ、そして盛大な温かい拍手喝采に変わった。
 そして次の第6R「サウジダービー」は、日本馬が2連覇を果たしているゲンの良いレースで、ここでも一発と、力が入るレースに2騎が挑戦するが如何に?

6R サウジダービー(G33歳OP、ダート1,600m、出走14頭)日本出走馬2
1(9)ファインハースト(牡3歳)アメリカ産 1番人気=タイム138.12
2(10)セキフウ(牡3C.デムーロ騎手、栗東・武幸四郎厩舎) 7番人気
3(5)コンシリエーレ(牡3歳 C.ルメール騎手、美浦・稲垣幸雄厩舎)5番人気

 3番手先行のコンシリエーレ(C.ルメール)が、直線で内から抜け出したアメリカ産G1ファインファースト2番手に上がり、懸命に追い上げるも、中々差を詰められず、揉がくも、後方から外を突いて猛追して来た、もう一頭の日本馬セキフウ(C.デムーロ騎手)が、ファインハーストに「1/2馬身」まで馬体を併せるまで追い上げたが、僅かに及ばず、惜しくも2着無念、このレースに「3連覇の夢」は、水泡に喫しては、残念でした。

 7R リヤドダートスプリント(G3:ダート1,200m、出走13頭)日本出走馬3
1(3)ダンシングプリンス(牡6C.ルメール騎手、美浦・宮田敬介厩舎)2人気=タイム110.26
2(6)グッドエフォード
3(12)チェーンオブラブ(牝5歳坂井瑠星騎手、美浦・小笠倫弘厩舎) 6人気
4(2)コパノキッキング(せん7D.イーカン騎手、栗東・村山明厩舎) 1人気

 好スタートから先手を獲り、ここでもルメール騎手が、逃げ先行策で、軽快に6Fを他馬に一度も譲らず「5馬身」ほど、突き放しての圧勝、2着以降が離れすぎて、中継画面に後続馬が映らないほど先行、競り合う画像が無しの寂しさ、ここも一人旅、ルメール騎手の独壇場、本日驚異の4勝ゲットで、勝利のインタビューでは「今日いくら稼いだんだ?」と冗談質問にはニヤリ、そしてスタンドで4度も騒ぎ過ぎて疲れたー!と、嬉しい悲鳴、とても贅沢な歓喜、現地入り日本の応援団が、ルメール単勝馬券を買えれば、大金を土産に帰国出来たでしょうにと、しきりに残念がっても「後の祭り」です。
 昨年の覇者コパノキッキングは、スタートでやや遅れ気味から、砂を被る苦しい位置取り、直線で内ラチから、いっとき3番手に抜けだすも、中々足を延ばせず、外にコース替えも遅れ気味で、後方からチェーンオブラブ(坂井)に、外から追い上げられ「クビ差」競り負けしてしては残念、連覇できずも日本馬は、134着を確保でした。

8R サウジカップ(G13歳以上OP、芝1,800m、1着1000万$、出走14頭)日本出走馬2
1着(4)エンブレムロード(牡4歳Wラモス騎手、アルムロワ厩舎、サウジ)=タイム1:50.52
2着(3)カントリーグラマー(牡5歳Fブラ騎手、Bバッファート厩舎、USA産駒)
3着(8)ミッドナイトバーボン(牡4歳Jロザリオ騎手、Sアスムッセン厩舎、USA産駒)
6着(14)マルシュロレーヌ(牝6C.スミヨン騎手、栗東・矢作芳人厩舎) 
8着(13)テーオーケインズ(牡5歳松山弘平騎手、栗東・高柳大輔厩舎) 

 最後のメーンレースは、地元サウジアラビア、アルムロア調教師のUSA産駒エンブレムロードが、4角は外目を突いて追い上げGOAL前で「1/2馬身」差して先着の快勝、今まで自国のエース級が日本馬に「ボロ負け」して意気消沈していた観衆が、ここぞとばかり、ようやく開催国の面目が、最後のここで復活して大騒ぎ、スタンドが大いに沸いた。一番の関心度は、香港や豪州競馬のように、優秀な牡馬を海外から購入するも、全て去勢し「せん馬」で酷使することなく、そのまま競走馬に使うのは、とても良いシステムで、生産文化も巧くサイクルが展開する流れは、良いことです。
 肝心の日本馬の戦績は、積極先団で競馬するも、中盤に馬群の中に押し込まれ砂を被る位置取りで、中々前、外に抜け出せずで無念の6・8番手で入線、一番の大きい賞金レース(総額23億円、1着11億5000万円)で戦果を挙げられず残念、ラストランになるマルシュロレーヌは、錦を飾れず残念、外枠が前半戦での位置取りに、可なり響いたようで無念「内枠なら結果は違った」と矢作師が憮然、消化不良状態のフィニッシでした。

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