2022年9月26日月曜日

「海外競馬」*2022 凱旋門賞 展望

「*タイトルフォルダー逃げ切りで悲願達成なるか」
 世界の最高峰レース「凱旋門賞」が開催される。今年こそ、日本馬の悲願達成機会十分も、ロンシャンの馬場は、大抵が馬場悪化で期待馬が敗退一因が、毎回付きまとう。
 こんな馬場コースなら大得意の馬が、タイトルフォルダーで一人舞台になると確信、菊花賞や天皇賞秋のように、果敢に先行し「逃げ切る戦法」が、見事に決まりそうに思える。
 問題は、長年挑戦して来た日本馬の実力馬が苦戦して来た歴史からも、イキナリ初参戦の横山和生騎手には、可なりのプレッシャーと思うが、その点は問答無用で、巧くゲートさえ出れば、序盤の位置取りは確実に先頭に立ち、抑え先行など無用で、グイグイ大逃げも大歓迎、そして後続馬を大きく引き離して、余裕の「逃げ切り」、あっけなく悲願達成の夢舞台も大ありと見て、トップのレーテング本領発揮して本命に抜擢期待した。
「*ドウデュース復活走で武豊悲願達成には馬場次第」
 そして前哨戦「ニエル賞」では、今年のダービー馬ドウデュース(武豊)は、重めの一戦で無理せず、今度は、叩き2戦目の仕上がりは万全、確実に上昇期待になるが、序盤の位置取りが、いつもの離れた最後方からと思うと、パンパンの良馬場なら最高の舞台で、一気に武豊陣営の悲願達成ですが、馬場が渋れば、あの切れる末脚発揮が難しく不安一杯なのです。
「*ディープボンド(川田将)昨年の雪辱晴らすか」
 そしてディープボンド(川田将)は、昨年挑戦14着からのリベンジに懸ける。レースが高速決着になると、可なり苦しい展開になるが、やや渋る程度の馬場でスタミナ勝負戦なら、ここでは粘り腰を発揮し、上位好戦期待できる。
「*スティフーリッシュ(ルメール)体調維持も痛恨の大外枠20番」
 ”絶望的なほどの大外枠とは言えないが、ルメールと作戦を練る”と矢作師が語っているが、先行馬には堪える枠になる。馬が本調子なら枠は無関係も初体験大外20枠になる。
「*迎え撃つ地元有力馬の勢力は如何に?」
 地元馬の中では、昨年度覇者(13番人気)トルカータータッソ(独)に、名手L.デットーリが騎乗で注目、そしてG15連勝中の英国馬アルビニスタ(モリス)、この距離に初挑戦の愛国馬ルクセンブルク(ムーア)などが穴目、各国実力馬に手広く流すことになる。
 そしてレーテング最上位アダイヤー(英国アップルビー厩舎)は、残念ながら回避、別レースに進路を変更と発表、また日本の強力なライバル2頭が回避し優勢な気運になる。

「馬番確定」11タイトルF、19トゥデュース、6ディープボンド、8スティーF
*パリ・ロンシャン 凱旋門賞(G13歳以上OP、芝2400m、1着:約4億円)展望

 発走時刻:現地時間 10月2日、16時05分(日本時間 同日23時05分)
馬番(ゲート番)期待(Rt)馬名(国名.斤量Kg.性歳.JK.TN.産駒.前走)戦績:勝/
1(17)*(122)ミシェリフ(英59.5牡5 ビュ-イック、ゴステン,愛G1-4着)7/19
2(18)▲(120)トルカ-タ-タッソ(独59.5デット-リ.ヴァイス、G1-2着)6/15
3(19)*(116)マレオーストラリス(仏59.5牡5ムルザバエフ.ファーブル.仏G1-7着)4/10
4(15)*(115)シリウェイ(仏59.5牡4 バルサローナ.ドグラファール.仏G3-4着)5/17
5(12)*(119)アレンカー(英59.5牡4 マーカンド、ハガス、愛G1-6着)5/11
6(5)△(121)ディープボンド(日59.55川田将、大久保、キズナ、阪G1-宝塚4着)5/18
7(14)*(118)ブルーム(愛59.5牡6 ローダン、オブライエン、愛G1-7着)8/27
8(20)注(117)スティフーリッシュ(日59.57.Cルメール.矢作.Sゴールド.仏G2-2着)4/33
9(16)*(117)モスターダフ(英59.5牡4 クローリー、ゴステン、英G3-1着)7/11
10(1)*(118)メンドシーノ(独59.54.ビ-ヒュレク.シュタインB.G1-1着)3/10
11(10)◎(124)タイトルフォルダー(日59.5横山和.栗田.Dメンテ.阪G1-1着)6/10
12(13)*(116)バブルギフト(仏59.5牡4ペリエ、デルザングル.仏G2-2着)3/12
13(9)*(115)グランドグローリー(仏58牝6ギュイヨン.ビエトリ-ニ.仏G1-7着)8/22
14(6)△(120)アルビニスタ(英585モリス、プレスコット、英G1-1着)9/14
15(2)△(123)ヴァデニ(仏56.5スミヨン、ルジュ、愛G1-3着)5/8
16(4)*(115)アルハキーム(仏56.5牡3 Cデムーロ、ルジェ、仏G2-1着)4/6
17(11)△(121)オネスト(仏56.5バスキエ、シャペ、愛G1-2着)3/7
18(7)*(120)ウエストオーバー(英56.53ホーンビー.ベケット.英G1-5着)3/7
19(3)〇(120)ドウデュース(日56.5武豊.友道.Hクライ.仏G2-4着)4/7
20(8)△(122)ルクセンブルク(愛56.5ムーア、オブライエン.愛G1-1着)5/6
(出走20頭)3連単:11=19.2.20-19.2.6.8.14.15.17.20=42点

(6/26阪神G1:宝塚記念:1着タイトルフォルダー)
(9/11 ロンシャンG1ニエル賞:4着ドゥデュース)
(2021 ロンシャンG1凱旋門賞:1着トルカータータッソ)
 
*日本馬「凱旋門賞挑戦」の軌跡
開催年 出走馬名(性歳、騎手、調教師)着順位
1967 スピードシンボリ(牡6野平祐、野平省)着外
1972 メジロムサシ(牡5野平祐、大久保末)18
1999 エルコンドルパサー(牡4蛯名正、二ノ宮)2
2002 マンハッタンカフェ(牡4蛯名正、小島太)13
2004 タップダンスシチー(牡7佐藤哲、佐々木)17
2006   ディープインパクト(牡4武豊、池江郎)3位入線も失格
2008 メイショウサムソン(牡5武豊、高橋忠)10
2010 ナカヤマフェスタ(牡4蛯名正、二ノ宮)2
     ヴィクトワールピサ(牡3武豊、角居)7
2011 ヒルノダムール(牡4藤田伸、昆貢)10
    ナカヤマフェスタ(牡5蛯名正、二ノ宮)11
2012 オルフェーヴル(牡4スミヨン、池江寿) 2
     アヴェンティーノ(牡8クラストゥス、池江寿)17
2013 オルフェーヴル(牡5スミヨン、池江寿)2
     キズナ(牡3武豊、佐々木)4
2014 ハープスター(牝3川田将、松田資)6
     ジャスタウェイ(牡5福永祐、須貝)8
     ゴールドシップ(牡5横山典、須貝)14
2016 マカヒキ(牡3ルメール、友道康)   14
2017 サトノダイヤモンド(牡4ルメール、池江寿)15
      サトノブレス(牡7川田将、池江寿)16
2018 クリンチャー(牡4武豊、宮本) 17
2019 キセキ(牡5スミヨン、角居)       7
     プラストワンピース(牡4川田将、大竹)11
     フィエールマン(牡4ルメール、手塚)12
2020 ディアドル(牝6スペンサー、橋田)8
2021 クロノジェネシス(牝5マーフィー、斉藤崇)7
          ディープボンド(牡4バルサローナ、大久保)14
(参考)ブルーム(愛国.5武豊、オブライエン師)11
27度挑戦も惜敗24

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